職人日記

飾屋しろがね職人の原田明徳のブログです。
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飾屋の徒然日記〜絵を描く
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    こちらでは春の雪が辺りを白く染めております。
    皆様いかがお過ごしでしょうか?


    最近読み返した、とある漫画の一節。
    ある老女が、死の寸前に言う台詞。


    生まれた時、人は白い画用紙と
    色とりどりのクレヨンを渡されて、
    何でも書いていいよといわれる・・・。

    さて、何を描こうか考えているうちに・・・
    たっぷりあったはずの時間は過ぎていく・・・

    ようやく描きたいものが決まった時には、
    もう変える時間さ・・・

    描きかけの紙とクレヨンは・・・
    取り上げられてしまうんだ・・・



    この老女は、かわいい兎を描きたかったのに、
    己の復讐の為、
    気がついたら紙を真っ黒に塗りつぶしてしまっていた。



    美術館に飾られたり、賞を貰ったりするような、
    そういうモノを描こうとして必死になる。
    それが絵だと思い込んで。


    手本を見ながら。
    それに近づけるように、追い越せるように。


    その時点で、既に他人の絵であると気づかない。


    大切なのは。

    しっかりクレヨンを握って、
    手本の画集ではなく、真っ白な画用紙にまっすぐ向き合って、
    迷わず自分の絵を描くこと。



    画用紙の真ん中に一本、水色で線を引いて、
    『そらとうみ』
    と言っても、
    それが、必死に考えて力いっぱい描いた線なら、
    それも立派な絵になる。


    たとえ描きかけで、取り上げられざるを得なくなっても、
    いつも目一杯描いていた絵なら、
    取り上げた神様も、
    ニッコリ微笑んで、額縁に入れて飾ってくれる。




    ・・・だから絵を描こうと思う。
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